【赤玉土】とは?多肉植物栽培に必要不可欠な土の解説します

カクタス+カチタス

こんにちはーカクタスぽよです!

今日は多肉植物栽培にとって必要不可欠な赤玉土について説明していきたいと思います。

赤玉土とは?

そもそも赤玉土とはどんな土でしょうか?

特徴

赤玉土とは、関東ローム層(関東平野の火山灰からなる地層)の赤玉から作られた土のことです。

採掘した関東ローム層の赤土を乾燥させ、ふるいにかけサイズごとに選別して作られます。そして様々なサイズと等級にわけられ供給されます。

赤玉土の最大の特徴として、通気性、保水性、排水性、保肥力のバランスの良さがあげられます。ですので、様々な植物栽培で使用されるのです。

成分

赤玉土の成分として二酸化ケイ酸が1番の主成分であり、他にアルミ、鉄などが含まれています。この含まれている鉄の影響により、赤玉土は赤褐色をしているのです。

赤玉土はpH5~6の弱酸性で、肥料成分を含まない無機質な土です。ですので他の土に比べ、雑菌や害虫の繁殖を抑えることができます。

赤玉土の種類は?

先ほど、ふるいにかけサイズごとに選別されると書きましたが、詳しくは

大粒 ⇒ 中粒 ⇒ 小粒 ⇒ 細粒 

のように選別されます。

大粒

大粒は、粒の大きさが20㎜程あり、赤玉土の種類の中で最も水はけと通気性が良いのが特徴で、「ゴロ土」とも呼ばれ、鉢底石として使われるのが一般的です。その分、保水性は低いです。大粒に限った話ではないですが、赤玉土は水やりを繰り返すうちに粒が崩れてくるため、定期的に交換する必要があります。

中粒

中粒は10㎜前後の粒径の土で、樹木や根が太い植物の基本用土としてよく使われます。排水性と保水性のバランスが取れた土です。また、小さな鉢の鉢底石としても利用できます。

小粒

小粒は5㎜前後の粒径をしており、最も汎用性が高いです。排水性がありながら、適度な保水性を兼ね備えているのため、あらゆる草花や野菜なのど用土として使用することが可能です。挿し芽や挿し木のデリケートな状態の植物にもできます。

細粒

細粒は1㎜から3㎜程度の粒径で、砂に近い状態をしています。粒が細かいため、排水性と通気性悪いですが、逆に保水性が高くなります。種まきや育苗や、湿地の植物などに使われるのが一般的です。私は多肉植物の上土にこの細粒を使用しています。

硬質赤玉土について

赤玉土は通常の赤玉土の他、硬質の赤玉土があります。

硬質の赤玉土とは、通常の赤玉土を高温にて焼き上げ、硬く仕上がっています。そのため、赤玉土の特徴でもある型くずれが起きにくく、熱処理のため無菌状態になります。

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