パキポディウム・グラキリス実生。方法・成長観察日記

カクタス+カチタス

今日はグラキリスの種を購入したので、その実生方法・経過を紹介します。

購入したのはグラキリスの種を6粒。購入先はメルカリです。出品者さんの購入先は不明ですが、最近購入したばかりの種とのこと。

パキポディウム・グラキリスとは?

まず実生の紹介をする前に、グラキリスについて紹介します。

パキポディウム・グラキリス(Pachypodium rosulatum gracilius)

キョウチクトウ科 パキポディウム属

原産国:アフリカ・マダガスカル

夏型

マダガスカル原産のロスラツムの変種といわれ、下部の幹からトゲの多い茎をのばす、全体的に多肉質な塊根植物です。

日本では夏型種に分類されるので、春から秋にかけて成長し、冬に休眠します。冬は5度を下回らないように管理しましょう。

種を蒔いてみる

こちらが今回購入した種です。まぁ見た目はいたって普通の種ですね。硬い殻に覆われていることはないので、割と簡単に発芽はしてくれそうに感じます。

種まきの下準備としては、いつも通り用土を熱湯にて殺菌消毒し、その上に種を蒔きます。そして様子を見ながら腰水にて管理。

腰水:鉢を水をはった容器につけ、鉢底から水を吸水委させる水やり方法の一種。発芽に必要な湿度を保つためにします。

発芽(種蒔き10日後)

蒔いてもなかなか発芽が確認できず、10日目の朝…やっと発芽が確認できました。

もう少し早く発芽するかと考えていたのですが、気温の関係か季節の関係なのか結構かかりました。10日目を境に順番に発芽し、5粒の発芽を確認。

実は1粒、発芽をするまでにカビにやられてしまったのです。

本来実生をする時は、用土の熱湯殺菌種毒の他、ベンレート水和剤という農薬にてカビ防止をします。ですが今回手抜きをしたため、大事な種がカビによってダメになりました。

やっぱり手抜きをするとダメですね。。。

発芽2日後 (種蒔き12日後)

発芽2日後の姿を紹介します。

幹がふっくらし、双葉が見えました。発芽2日目ですが、こうやって双葉を見せてくれると安心します。とりあえず、一つ目の壁は超えたかなと。

発芽1週間後 (種蒔き17日後)

発芽から1週間が経過しました。

写真を撮る方向が変わってしまいましたね笑

1週間かけて立派な双葉を展開しました。葉先に残る種の殻がなんともかわいいこと!!

発芽10日後 (種蒔き20日後)

発芽から10日。

また撮る方向が変わってしまいました笑 撮影時には気づいてないのですみません。

双葉の先からまた新しい何かが出てきてますね。何なのかは成長してみないとわかりませんが、毎日成長・変化していくのは面白いです。

発芽15日後 (種蒔き25日後)

双葉の先から出てきたのは、新しい葉でした。雰囲気はグラキリス感でてきましたね。

成長に合わせ、少しずつ腰水の量も減らしてきています。

発芽33日後 (種蒔き43日後)

発芽から約1ヶ月経過しました。

葉が6枚に増えて、幹がグラキリスらしく茶色に木質化してきました。左に写っている子も同じ時期に蒔いた種ですが、全然成長が違います。左の子がどのように成長していくのかも楽しみですね。

ここまで成長してくると、腰水はしていません。多少の水切れも平気かもしれませんが水切れを起こさないよう、でも水分過多にならないよう日々観察・適度な水やりを行います。

発芽45日後 (種蒔き55日後)

幹の木質化が進み、しっかりしてきた様子がわかります。

写真撮影の都合上、すごい短足な感じに映ってしまいました。。。ここはまた次の写真で、しっかりとした現状を映したいと思います。

発芽56日後 (種蒔き66日後)

さらに葉数を増やしてきました。幹がさらに木質化し、塊根植物らしくぷっくりしています。

続きの様子はまた更新しますね!!

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