多肉植物【オロスタキス】の種類・特徴・育て方を紹介。

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オロスタキスとは?

オロスタキス(Orostachys)

ベンケイソウ科

原産地:日本・中国など

生育型:夏型・冬型

育てやすさ:易しい

オロスタキスの特徴

日本・中国・ロシアなど東アジアが原産国の多肉植物で、15種類ほどの原種があります。日本では山野草としても扱われることもあるくらいメジャーな多肉植物で、園芸品種も多数存在しています。

秋の開花期にはランナーと呼ばれる花茎を伸ばし、多数の花を咲かせ、そこにできる子株を取って増やすことも可能です。

繁殖力も旺盛で、寒さに強い品種も多いので、初心者向けの多肉植物ともいえるでしょう。

オロスタキスの種類

子持ち蓮華(Orostachys boehmeri):日本の北部にも自生する多肉植物で、ロゼットからランナーを伸ばし、その先に子株ができます。同時に、無数の白い花を咲かせます。

子持ち蓮華錦(Orostachys boehmeri f.variegata):子持ち蓮華に黄色の覆輪が入ったタイプです。子持ち蓮華と同じ育て方で問題ありません。

富士(Orostachys iwarenge Fuji):岩蓮華(いわれんげ)というオロスタキスの斑入り種で、日本で昔から作られていました。

オロスタキスの育て方

オロスタキスは大きくは夏型に分類されることが多いです。ただ、元々日本で自生している種類もありますので、真夏と真冬を除けば、基本的には生育期となります。

春の世話方法

春は生育期です。日当たりと風通しの良い屋外に置き、用土が乾いたら鉢底から水が出てくるくらいたっぷり水をあげます。雨が多いときは控えめでも大丈夫です。

肥料は控えめで、元肥だけでも十分に生育します。

夏の世話方法

夏は生育緩慢から休眠期に入ります。風通しの良い屋外に置きますが、直射日光には注意が必要です。半日陰くらいの環境で管理しましょう。水やりは断水するか、1ヶ月に1回・2回程度で控えめにするようにしましょう。あまり手を加えず、放置気味で良いと思います。

秋の世話方法

秋は春と同じように生育期。日当たりと風通しの良い屋外に置き、水やりは用土が乾いたら鉢底から水が出てくるくらいたっぷりと。

植え替えや株分けを行う場合、この時期が最適です。開花期を迎え花が咲き、子株が出てくるので、どんどん増やしてみるのも楽しみの一つになるかもしれませんね。

の世話方法

冬は生育期~休眠期~生育期です。比較的寒さには強いですが、真冬で凍る心配のある場合は、簡易フレームなどで凍らないように管理しましょう。

オロスタキスのポイント

先にも書きましたが、日本にも自生している多肉植物のオロスタキスです。ですので他の多肉植物に比べ、神経質にならずに育てることができます。

重要なのが、夏と冬の水やりです。夏と冬は控えめor断水。さらに斑入りの種になると、普通種よりも水やりは控えめにするようにしましょう。

初心者の方にも育てやすく、増やすことも容易にできるので、増やす楽しみを味わいたい人にはオススメの種となります。群生株に仕上げるのもいいですね。

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