多肉植物【コノフィツム・フィシフォルメ】の特徴を紹介。

図鑑

こんにちはーカクタスぽよです!今日はフィシフォルメの紹介をします。

コノフィツムとは?

コノフィツム(Conophytum)という名前は、ラテン語で円錐を意味するconusとギリシャ語で植物を意味するphytumに由来し、 約90種類があります。ほとんどの種類は、適切な手入れをすればいつまでも生き続けることができます。

コノフィツム属は、南アフリカ(西ケープ州、北ケープ州、東ケープ州)とナミビア南部の冬期降雨と通年降雨のある地域一帯に生息する固有のもので、夏に雨が降るところにコノフィツムは存在しません。年間降水量は50〜200mm程度の場所です。

ほとんどのコノフィツムは、秋にローズピンクや白、淡い黄色の花を長期間にわたって咲かせますが、夜行性の植物であるため、夜にしか開花しません。その花はスパイシーな香りがするといわれ、その香りに夜行性の蛾が引き寄せられ、受粉するのです。

フィシフォルメとは?

コノフィツム フィシフォルメ【 Conophytum ficiforme

ハマミズナ科 コノフィツム属

原産地:南アフリカ・ナミビア南部

フィシフォルメの基本説明

フィシフォルメは、イチジクのような形の体という意味をしており、茎のない多肉植物で、小さな塊が密集してドーム型の形を形成していることが多いです。イチジク型の体は灰緑色で、高さ20mm、太さ15mm程で、中心の部分が裂け、くぼんでいます。 また、緑色から赤色を帯びた点または線が裂け目を囲みんでいるというが特徴があります。

自生地では岩山の急斜面に生息し、中でも涼しい南斜面や東斜面を好み、花が咲いていないときは、自然界では見つけにくい植物です。

フィシフォルメの育て方

コノフィツム属は日本で冬型に分類されています。夏には休眠し、冬前後の比較的涼しい季節に成長します。フィシフォルメだけでなくコノフィツム属は、自然の状態でも窮屈な場所で成長しているため、鉢植えでも問題なく育成することが可能です。

春の育て方

春は生育期になります。 日当たりと風通しの良い雨除けのある屋外に置き、用土が乾いたらたっぷり水を与えます。薄めの液体肥料も月に1回程度与えるのもいいです。

夏の育て方

夏にかけては休眠期に入ります。風通しの良い雨除けのある屋外に置き、茶色の皮をかぶった状態になった時には断水します。基本的に手をかけず放置しておきましょう。日差しが強い場合、日よけのネットを設置してあげる必要があります。

秋の育て方

秋は休眠から明け、1年で1番の成長期に入ります。次第に茶色の皮から新しい葉が出てきて、順番に開花していきます。春と同じような管理を行い、元気よく生育させましょう。

植え替えや株分け、種蒔きなどに最も適した季節です。

冬の育て方

分類は冬型にされますが、気温の低下と共に生育は緩慢になっていきます。水やりの頻度を減らし、用土が乾いてから3、4日後に与えるようにします。

寒さにはある程度強いですが、霜にあてないように簡易フレームなどに入れ管理しましょう。

フィシフォルメの増やし方

自生地では、蛾などによって受粉され種ができます。種ができた果実は、濡れると開いて親株から少し離れたところに種子を散布し、乾燥すると再び閉じます。

種蒔き方法

コノフィツム属を種から育てるのは比較的簡単な種類が多く、とてもやりがいがあります。

秋に、水はけのよい培地に種をまき、細かい砂利で少し覆います。苗床は霧吹きで常に湿らせておき、1年後に、乾燥しにくいプラスチックなどの鉢に移植します。ほとんどの苗木は1~3年で開花することができます。

刺し木方法

挿し木は、生育期である秋に行います。根元には発根を早めるために、ルートンなどの発根促進剤を使用します。夏の休眠期は高温で枯れやすいので、乾燥した涼しい場所で管理します。

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