多肉植物【カランコエ】の種類・特徴を紹介。

図鑑


カランコエとは?

カランコエ(Kalanchoe)

ベンケイソウ科

原産地:マダガスカル

生育型:夏型

育てやすさ:易しい

カランコエの特徴

カランコエ属はマダガスカルに最も多く生息していますが、アフリカ、キプロス、インドシナ、マレーシアにも分布しています。

非常に有名なグループであり、特定の魅力的な属、種、栽培種で有名になっています。

本属の名前は、「落ちて成長するもの」を意味する中国のカランチャウイに由来するとされ、本属の多くの種が、落ちた茎から成熟した植物に成長する能力を持つことを指しているようです。

一方、インド原産のカランコエ・ラシニアータ(Kalanchoe laciniata)の赤く艶やかな葉を指して、古代インドの言葉で「シミ、サビ」を意味するkalankaと「艶」を意味するchayaに由来するとの説もあります。

非常に有名なグループであり、特定の魅力的な属、種、栽培種で有名になっています。

栽培に関しては比較的簡単な種が多く、増えやすいため初心者にもオススメできます。ただ寒さに弱い性質があるので、冬の休眠期には5度以下にならないよう管理に注意が必要です。休眠期は断水して管理します。

いずれの季節も日当たりの良い場所で管理し、長雨に当てないようにしましょう。

栽培に関しては比較的簡単な種が多く、増えやすいため初心者にもオススメできます。

カランコエの種類

福兎耳(Kalanchoe eriophylla):別名白雪姫と呼ばれるほど全身が白いうぶ毛で覆われています。ピンク色の綺麗な花を咲かせ、背が低いまま群生します。

月兎耳(Kalanchoe tomentosa):マダガスカル原産の葉先に茶色の模様が入る、名前の通り兎の耳のような形をした可愛らしいカランコエです。葉の表面には産毛がびっしり生えています。

不死鳥(Kalanchoe chihuahuaensis ):葉の先端に無数の子株を付けるのが最大の特徴で、細い葉には複雑な模様が入ります。日当たりよく育てると、きれいな葉色を保ちます。

カランコエの育て方

カランコエは夏型に分類されますが、春から秋かけて成長します。反対に冬の寒さには弱いので冬には温室や簡易フレームで温度を保ちましょう。葉挿しや挿し芽で簡単に増やすことができます。

春の世話方法

春から休眠期が明け、生育期に入ります。日当たりと風通しの良い雨除けのある屋外に置くようにしましょう。

水やりは、用土が乾いたら鉢底から水が出てくるくらいたっぷり水をあげます。梅雨時期など雨が多いときは控えめでも大丈夫です。肥料は薄めの液体肥料を1月に1回程度あげるようにします。

植え替えにも最適な季節です。カランコエは増やすのも容易で、株分け・葉挿し・挿し芽など様々な方法で増やすことができます。

夏の世話方法

夏も引き続き生育期ですが、真夏に関しては乾かし気味に育てます。水を控えるタイミングで肥料も控えめにすることがポイントです。置き場所に関しては、風通しの良い屋外に置いて育てるようにしましょう。

秋の世話方法

秋は春と同じように生育期。考え方としては春と同じと考えて問題ありません。冬に向けて休眠期へ入るので、冬の置き場所にする予定の温室や簡易フレームに移動し、環境に慣らします。

冬の世話方法

冬は休眠期へと入ります。休眠期は日当たりの良い温室や簡易フレームに入れ、5度を下回らない環境にて育てます。

水やりは少しずつ減らし、真冬には断水します。

カランコエのポイント

カランコエは多肉植物の中で、比較的育てやすく初心者向けの多肉植物です。1番のポイントは真冬の休眠期の育て方で、最低気温が5度を下回らないように注意し、断水して管理します。

いずれの季節も日当たりの良い場所で管理し、長雨に当てないようにしましょう。

カランコエは簡単に増やすことができる種類ですので、葉挿しや挿し芽で増やすのも楽しみですね。

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