多肉植物【ハオルチア・シンビフォルミス】の特徴を紹介。

カクタス+カチタス

こんにちはーカクタスぽよです!今回はシンビフォルミスの紹介をします。

シンビフォルミスとは?

ハオルチア シンビフォルミス【Haworthia cymbiformis

ツルボラン亜科 ハオルチア属

原産地: 南アフリカ 西ケープ州

シンビフォルミスの基本説明

シンビフォルミスはアフリカ南部に限定的に分布する多肉植物です。比較的小さな植物であり、葉は多肉質で、淡い緑色をしていることが多く、常緑の葉がロゼット状に広がります。葉が多肉質であるため、地域によっては灼熱の厳しい環境にも耐えることができ、自生地では主に岩肌に生育しています。

葉の先端が半透明であることも大きな特徴であり、日向から半日陰の環境を好みます。花は白っぽく、細長い筒状で、茎は細い形状をしています。開花時期は、春先から初夏にかけてです。

シンビフォルミスの育て方

シンビフォルミスは比較的早く成長する植物で、成長速度は水の有無、補食の有無、環境の適性などに大きく影響されます。土壌は、pH6.1〜7.6で生育するように適応してます。

乾燥または適度な湿り気のある砂質土でよく育ちます。シンビフォルミスを始め、ハオルチアは春秋型に分類されますが、シンビフォルミスの1番の成長期は、暖かい降雨期です。

春と秋は元気に成長し、夏と冬には半休眠します。年間を通して風通しのよい屋外で、半分程度の遮光をして育てます。生育期には土が乾いたタイミングでたっぷりと水やりを行い、夏と冬は乾燥気味に水やりします。霜や冬の低温には耐えられませんが、高温だけでなく短い乾燥にも耐えることができます。しかし、水やりの時期を間違えると、植物が枯れてしまうことがあります。

春の育て方

春は生育期で開花期になります。 日当たりと風通しの良い雨除けのある屋外に置き、用土が乾いたらたっぷり水を与えます。植え替えや株分け、葉刺し、種まきに適した季節です。薄めの液体肥料を月に1回程度与えるのもいいです。

夏の育て方

夏にかけては半休眠期に入ります。風通しの良い雨除けのある屋外に置き、乾かしぎみに管理します。水やりは用土が乾いてから4日後くらいに、控えめに与え、タイミングとしては、朝か夕方の涼しい時間帯に行います。

秋の育て方

秋は春と同じく生育期に入ります。考え方は春と同じで問題ありません。

冬の育て方

冬は再び半休眠期に入ります。夏と同じく風通しの良い雨除けのある屋外に置き、乾かしぎみに管理します。水やりは用土が乾いてから4日後くらいです。

寒さにはある程度強いですが、霜にあてないように簡易フレームなどに入れ管理しましょう。

シンビフォルミスの増やし方

シンビフォルミスは、株分け、葉挿し、種蒔きなど様々な方法で増やすことができます。

株分け方法

シンビフォルミスは、成長するにつれ子株をどんどんつけるので、株分けによる増やし方が1番容易だと考えられます。程よい大きさに成長し、根が出ている子株を親株から取り外し、植えることで増えていきます。根が出ていない場合、成長が遅くなるか成長できないため、必ず根が出ている子株を取り外すようにします。

種蒔き方法

種蒔きに1番適した季節は初秋くらいです。

軽石、砂利、パーライト、きめの細かい腐植土などを混合した土に、粗い砂の薄い層を作ります。そこに種を蒔き、 日当たりの良い場所に置いて、一日おきに細かいミストスプレー水を与えます。 種が土の深い所へ入ってしまうと、窒息し発芽しない可能性があります。

種子が新鮮で、条件が十分に整えると、種はすぐに発芽します。発芽した苗は急速に成長し、約9ヶ月で植え替えすることが可能になります。

刺し方法

シンビフォルミスは葉挿しで増やすことも可能です。方法としては、大きく成長したシンビフォルミスから、元気で健康な葉を引き裂いて取り外します。葉を取り除くときは、植物の本体を傷つけないように注意してください。

パーライトと粗い川砂を半分ずつの混合物で十分です。通常は約70%程度で成功します。
 

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