多肉植物【コチレドン・ペンデンス】の特徴を紹介。

カクタス+カチタス

こんにちはーカクタスぽよです!今回はコチレドン・ペンデンスの紹介をします。

ペンデンスとは?

コチレドン ペンデンス【Cotyledon pendens

ベンケイソウ亜科 コチレドン属

原産地: 南アフリカ

コチレドン属の基本説明

コチレドンは、「カップ状のくぼみ」を意味するギリシャ語の kotylēdōn に由来しており、丸みを帯びたカップ状の葉を指しています。

ベンケイソウ科に属しており、南アフリカでは11種が自生し、特に乾燥した地域でよく見られます。かなり変化しやすい種で、さまざまな形態が栽培されています。

ペンデンスの基本説明

種名の pendens は、その垂れ下がった成長習性に関係しています。

ペンデンスは、枝や花が垂れ下がった珍しい多肉植物で、南アフリカ東ケープ州のバシェ川沿い、南向きの切り立った崖面でのみ自生しています。バシェ川は東ケープ州に源を発する大きな川です。

夏は暑く、降雨が多い(1000~1250mm)。冬は涼しく、乾燥しており、霜が降りない地域です。

長さ 600 mm まで成長する密なカーテン状の垂れ下がった茎を持っています。茎は最初は柔らかく弛緩しており、直径±2 mm、白っぽい緑色で、節は約7〜15 mm離れています。

茎と葉には、最初は腺毛がまばらに生えていますが、年とともに無毛になります(無光沢)。

葉はしばしば密生し、非常に多肉質で、対生して垂れ下がっており、葉身は楕円形から楕円形の卵形で、18〜25 x 10〜15 mm、厚さ7〜10 mm、先端は鋭利な急に鋭く終わり、基部はくさび形です。表面は粉を吹いたような白っぽい灰緑色、葉の縁は魅力的な赤色をしています。表面は粉を吹いたような白っぽい灰緑色は、乾燥した生息地に適応したものです。

根は繊維質で多肉質ではありません。

ペンデンスは現地では真夏に開花し、花はオレンジがかった赤の40-45 x 12-13 mmの鐘形で、中央にわずかに膨らんだ円筒形の筒があります。

ペンデンスはウッディと密接に関連していますが、その成長習性と分枝した花序が異なります。

ペンデンスの育て方

植物は栽培でよく育ち、霜が降りない、軽く乾燥した庭に最適です。ハンギングバスケットやコンテナでもよく育ちます。

ペンデンスは下垂して成長し、それが栽培でも維持されるため、窓辺やバルコニーに最適です。切り立った環境によく適応しているのです。

垂れ下がった茎は隙間に触れると根を張り、新しい株を作ります。

春の育て方

春から休眠期が明け、生育期に入ります。日当たりと風通しの良い雨除けのある屋外に置くようにしましょう。

水やりは、用土が乾いたら鉢底から水が出てくるくらいたっぷり水をあげます。梅雨時期など雨が多いときは控えめでも大丈夫です。植え替えにも最適な季節です。

夏の育て方

夏の強い直射日光は避け、風通しよく、乾かし気味に管理します。

秋の育て方

秋は春と同じように生育期。考え方としては春と同じと考えて問題ありません。

冬の育て方

冬は生育緩慢~休眠期へと入ります。休眠期は日当たりの良い簡易フレームや日当たりの良い窓辺に置くようにします。

水やりは月に1~2回程度にし、乾燥気味に管理します。

ペンデンスの増やし方

暖かい季節に挿し木で育てるのが最適です。

挿し木方法

発根が早いので、選んだ場所や容器に直接植え付けることができます。

日当たりの良い、または部分的に日陰の場所の砂に植え、湿らせた状態を保ちます。

また、ペンデンスは砂に根を張った挿し木からも成長しますが、これはコチレドンの中でも珍しいことです。

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