パキポディウム・ホロンベンセ実生。方法説明&経過観察日記

カクタス+カチタス

こんにちはー!カクタスぽよです!!今日はパキポディウム・ホロンベンセの種を購入したので、その実生方法・成長を紹介していきます!

まず実生の紹介をする前に、ホロンベンセについて紹介します。

パキポディウム・ホロンベンセとは?

パキポディウム・ホロンベンセ(Pachypodium horombense)

キョウチクトウ科 パキポディウム属

原産国:マダガスカル

夏型

マダガスカル南部・ホロンベ周辺が原産の多肉質な塊根植物で、成長と共に枝数がどんどん増えていきます。ホロンベンセの1番の特徴としては、釣鐘のような形をした黄色の花を咲かせる点です。この特徴が、他の似たパキポディウムと区別するポイントともなります。

日本では夏型種に分類されるので、春から秋にかけて成長し、冬に休眠します。冬は5度を下回らないように管理しましょう。

種を蒔いてみる

こちらが今回購入した種です。まぁ見た目はいたって普通の種ですね。硬い殻に覆われていることはないので、割と簡単に発芽はしてくれそうに感じます。

種蒔きの準備~種蒔き

種まきの下準備ですが、私の場合は、いつも使っている用土をベースに、表面部分は赤玉土の小粒を敷いています。

まずその用土を熱湯にて殺菌消毒し、ベンレート水和剤(カビ防止)とネメデール(発根促進)の混合液をふきかけます。それぞれの作り方は商品のラベル等を確認して作成してください。ベンレート水和剤は1,000倍、ネメデール100倍程度でしょうか。そして、その上に種を蒔きます。

ベンレート水和剤とネメデールについてですが、実生するにあたっての必需品かなと考えています。ある程度成長が見えるまで使い続けてもいいでしょう。

種を蒔き終わったら、腰水と上に軽く蓋をして完了。置き場所は日当たりの良い出窓部分に置いてます。

  • 腰水:鉢を水をはった容器につけ、鉢底から水を吸水させる水やり方法の一種。発芽に必要な湿度を保つためにします。

発芽(種蒔き3日後)

蒔いて3日目に、写真のように芽を出し少し立ち上がっています。他の種はまだ発芽していませんので、まだ様子見ですね。

少し前にカクチペスの実生をしたのですが、同じような発芽日数となっています。同時期に購入・種蒔きしたので、2・3日が目安の発芽日数となるのでしょうか。ちなみに今回蒔いたのは7月の終わり頃です。他の季節に蒔くと、また違う結果になるでしょう。

発芽2日後(種蒔き5日後)

発芽2日後の姿を紹介します。

圧倒的成長スピードです。双葉がしっかり見え、今にもしっかり開きそうな感じがします。

発芽4日後 (種蒔き7日後)

発芽から4日後の様子です。

大きな双葉がきれいに開いています。

ちなみに今の全体写真はこちらです↓↓

半分程の種が発芽しています。まだ腰水管理は継続していますが、蓋は外しました。湿度が少なくなり残りの種の発芽が心配ですが、あまり多湿にすると発芽した種の徒長が心配ですので。

発芽11日後 (種蒔き14日後)

発芽から11日経過しました。

茎の部分は特に変化ありませんが、双葉が大きくなりました。そしてその間から新しい葉が出てきているのが見えます。これからどんどん葉が出てくると思います。

発芽14日後 (種蒔き17日後)

双葉の間から出てきた葉が大きくなりました。最初の双葉と違いホロンベンセらしい葉の形になっていますね。

発芽20日後 (種蒔き23日後)

4枚目の葉がしっかり育っています。最初の双葉よりも3枚目の葉が大きくなりましたね。

発芽31日後 (種蒔き34日後)

発芽してから約1ヶ月が経ちました。新たな葉が展開し始め、幹も少し茶色く木質化してきているように見えます。

発芽67日後 (種蒔き70日後)

発芽してから約2ヶ月が経ちました。前回の写真から約1ヶ月経過しましたが、変化・成長はゆっくりとなっています。葉数が1枚増え、幹がさらに茶色く変化した位でしょうか。

続きの様子はまた更新しますね!!

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