多肉植物【サンセベリア・ヒヤシントイデス】の特徴を紹介。

カクタス+カチタス

こんにちはーカクタスぽよです!今回は丈夫で育てやすいサンセベリア・ヒヤシントイデスの紹介をします。

ヒヤシントイデスとは?

サンセベリア ヒヤシントイデス【Sansevieria hyacinthoides

キジカクシ亜科 サンセベリア属

原産地:アフリカ

サンセベリア属の基本説明

サンセベリア属の名前は、ナポリ近郊の庭でこの植物の生育を確認したピエトロ・サンセベリノにちなんで付けられました。

ヒヤシントイデスの基本説明

ヒヤシントイデスはその名の通り、ヒヤシンスに似ているという意味を持っており、南アフリカやボツワナ、ナミビアの茂み、木陰の岩間に自生しています。

高さ600mmまでに成長する常緑多年草で、丈夫で平らな濃い緑色をした繊維状の葉、根茎は丈夫で繊維状、鮮やかなオレンジ色をしています。葉は直立し、5~12枚1組で集まり、地面から生え、広披針形~卵形で平たく、濃緑色で淡い斑があり、縁は赤色です。

花序は多花序で、高さ約450mmほどまで伸び、花は無茎で、白色、クリーム色または緑がかった白色から淡い紫色の花を咲かせます。また、香りの良い花は、昆虫や鳥を庭に引き寄せます。自生地では9月から5月にかけて花を咲かせます。

ヒヤシントイデスの自生地での姿

ヒヤシントイデスの葉は、サイやカモシカなどの野生動物に食されています。そして、根茎はモグラネズミに食べられます。

葉の繊維は、ハタオリドリが巣を作るのに利用しています。

ヒヤシントイデスの活用方法

ヒヤシントイデスの根茎と葉は薬用に使用されており、主に、耳の感染症、耳痛、歯痛の治療薬として親しまれています。

また、伝統的に痔、潰瘍、腸内虫、胃腸障害、下痢など複数の病気の治療に使用されています。

ある文化圏では、護符としても使われています。繊維は糸にすることもできます。

ヒヤシントイデスの育て方

ヒヤシントイデスは、成長が早く、乾燥に強い植物です。生育が早く、手入れをあまり必要としないので、広い庭に最適です。

ロックガーデンの岩の間に大量に植えたり、丈夫なグランドカバーとして利用できます。

日向または部分的な日陰を好み、堆肥を加えた土質であれば、どのような土壌でも大丈夫です。 水やりは控えめにしてください。 室内の鉢植えでもよく育ちますが、水のやりすぎには十分注意する必要があります。

春の育て方

春は成長期で開花期に入るので、積極的に育てる環境を整えましょう。

休眠期の断水状態から、春先に葉が出る兆しがあったら徐々に水やりを開始します。最終的には、用土が乾いたら鉢底から水が出てくるくらいたっぷり水をあげます。

寒さが落ち着いたら、日当たりと風通しの良い雨除けのある屋外に置き、薄めの液体肥料を1ヶ月に1回程度与えます。

植え替えや剪定にも適した季節です。

夏の育て方

夏も引き続き成長期です。春と同じように育てます。

真夏の強い日差しには弱いので、半日陰に置くか、遮光ネットで少し遮光します。

秋の育て方

秋も引き続き生育期ですが、冬に向けて休眠期に入ります。

徐々に水やりの回数を減らし、休眠期の断水に向けて準備をします。

冬の育て方

冬は休眠期に入ります。

休眠期の間は土を乾燥を保つ必要があります。霜がおりるような環境に置かないよう、注意が必要です。可能なら室内の窓辺に入れ、管理しましょう。

ヒヤシントイデスの増やし方

種や挿し木、大きな塊の株分けで簡単に繁殖します。

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