多肉植物【ハオルチア・九輪塔】の特徴を紹介。

カクタス+カチタス

こんにちはーカクタスぽよです!今回は硬葉系ハオルチアの九輪塔の紹介をします。

九輪塔とは?

ハオルチア 九輪塔【Haworthiopsis reinwardtii

ツルボラン亜科 ハオルチオプシス属

原産地: 南アフリカ

九輪塔の基本説明

九輪塔の属名であるHaworthiopsisは「Haworthia属のような」という意味で、これらの種がHaworthia属と外観が似ていることと、これらの種が以前は後者の属に含まれていたことを暗示しており、語尾のopsisは「外観」(ギリシャ語)の意味をもちます。これまでHaworthia属のHexangularis亜属に分類されていた種を収容するために、2013年に設立されました。

Haworthiopsis属は、多肉植物の小さなロゼットの葉が特徴で、一般にハオルチア属の種よりも表皮が厚く、硬く丈夫です。

原産地は南アフリカの東ケープ州で、自然界での生息域は比較的狭いが、一般的に広く分布しており、絶滅の危険性はありません。自生地では、乾燥した岩山や崖の露出した面や岩陰、ハーブや背の高い低木が多く生息する場所に生育し、その下に生息していることが確認されています。

九輪塔は、高さ50~150mm、最大200mmになる小型の多肉植物葉の有茎性多年草で、多肉質の葉を持ち、螺旋状に並びます。ミニチュアサイズながら抜群のフォルムを誇る塊状多肉植物です。

春に細長い花序に、白っぽいピンク色の小さな花を咲かせます。

九輪塔は観葉植物としても栽培されており、鉢に植えて窓辺やベランダに置いたり、ミニチュアガーデンに植えたりすることができます。

九輪塔の育て方

乾燥に強い植物で、霜が降りない乾燥した場所でも育ちますが、水のやり過ぎには弱いです。植物に水をやりすぎたり、土壌が水浸しになったりすると、減衰が起こるので注意が必要です。土壌のポイントとしては、水はけのよい砂質で、有機物を多く含むことが必要です。

室内で栽培する場合は、明るい室内に置き、水やりは控えめにします。

春の育て方

春は生育期で開花期になります。 日当たりと風通しの良い雨除けのある屋外に置き、用土が乾いたらたっぷり水を与えます。植え替えや株分け、葉刺し、種まきに適した季節です。薄めの液体肥料を月に1回程度与えるのもいいです。

夏の育て方

夏にかけては半休眠期に入ります。風通しの良い雨除けのある屋外に置き、乾かしぎみに管理します。水やりは用土が乾いてから4日後くらいに、控えめに与え、タイミングとしては、朝か夕方の涼しい時間帯に行います。

秋の育て方

秋は春と同じく生育期に入ります。考え方は春と同じで問題ありません。

冬の育て方

冬は再び半休眠期に入ります。夏と同じく風通しの良い雨除けのある屋外に置き、乾かしぎみに管理します。水やりは用土が乾いてから4日後くらいです。

寒さにはある程度強いですが、霜にあてないように簡易フレームなどに入れ管理しましょう。

九輪塔の増やし方

九輪塔は、株分け、葉挿し、種蒔きなどの方法で増やすことができます。

自然界で花はスズメバチやハチによって受粉します。また、花をイナゴが食べます。

株分け方法

母株の根元に小さな子株が見えてきたら、丁寧に引っ張りながら取り外してください。外した子株は約2日間置いて乾燥させてから、乾燥した水はけのよい土に植え、水は控えめに管理します。

葉のロゼットに水が溜まるのは、植物の腐敗につながるので、避けましょう。

刺し方法

葉挿しをする場合は、健康な母株から葉を採取するようにしてください。

よく消毒した鋭い刃物を使用し、葉の一部が残らないように母株から丁寧に切り外します。取り除いた葉は数日間放置して乾燥させてください。

乾燥させた後、水はけのよい土の上に葉を置き、根が形成されるカットした部分を少し覆い、発根するまで水を控えめに管理します。

種蒔き方法

春に、水はけのよい土に種をまき、軽く覆土します。水が抜ける程度に水をやり、発芽のために光がほとんど入らない場所に置きます。

早く発芽させるには、湿度を確保し、種子を25℃程度に保つと良いです。

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