多肉植物【アロエ・ポリフィラ】の特徴を紹介。

カクタス+カチタス

こんにちはーカクタスぽよです!今回はアロエ・ポリフィラの紹介をします。

ポリフィラとは?

アロエ  ポリフィラ【 Aloe polyphylla

ツルボラン亜科 アロエ属

原産地: 南アフリカ(レソト王国)

アロエの基本説明

アロエという名前はギリシャ語の『alsos』に由来し、この植物の葉から出る苦い汁を指しています。そして、アラビア語の『alloeh』やヘブライ語の『allal』(いずれも苦いという意味)の語源になっていると思われます。

ラテン語の『arborescens』は樹木を形成する、樹木に似ているという意味で、アロエは実際には樹木状ではないので、少し誤解がありますが、もともとは茎を形成する習性を指してこの名前が付けられたと言われています。

ポリフィラの基本説明

ポリフィラは、南アフリカに囲まれた、レソト王国の高地に生息する希少で美しいアロエです。レソトの他には、フリーステート(南アフリカ)との国境に1件記録があるのみで、自然には生息していません。そのことから、コレクターズアイテムとして珍重され、生息地が特殊なため、野生での数が減少し、現在では絶滅危惧種に指定されています。

ポリフィラの最大の特徴は、葉が完璧な螺旋状に並んでいることです。その螺旋は、時計回りでも反時計回りでも発生します。 渦巻きは、1段が15枚から30枚の葉で、5段程度から形成されています。

葉は幅広で、灰緑色。先端は通常、濃い紫褐色になり、かなり尖っており、縁には不規則な歯があります。葉の枚数が150枚程度なので、polyphylla(ギリシャ語で、poly=多い、phylla=葉)と名づけられました。

無茎で、密集して生育しますが、群生はあまりしません。花は、くすんだ赤からサーモンピンクの花が魅力的ですが、時々、黄色になることがあります。

ポリフィラの育て方

ポリフィラは、栽培が非常に難しい部類に分類されます。自然の生息地から持ち出されたポリフィラは、通常、数年以上生存することができません。それはポリフィラが自生している地域が限定的なため、起こることかもしれません。

春の育て方

春は生育期になります。 日当たりと風通しの良い雨除けのある屋外に置き、用土が乾いたらたっぷり水を与えます。あまり乾かしすぎないように水やりを行いましょう。植え替えに適した季節です。肥料に関しては、元肥があれば必要ありません。与えていない場合は、薄めた液肥を月に1回程度与えるのもいいです。タネ蒔きに最も適した季節となります。

夏の育て方

夏に関しては注意が必要です。風通しを1番に考え、風通しの良い場所に置き、蒸れさせないように管理します。真夏の強い光は遮光して育てます。水やりは蒸れに気をつけながら、用土が乾いたらたっぷり水を与えます。

秋の育て方

秋は春と同じく生育期に入ります。考え方は春と同じで問題ありません。

冬の育て方

冬は生育緩慢・休眠期に入ります。ポリフィラは寒さに強い種類ですので、地域によっては外で冬を越すことも可能です。心配な場合は、簡易フレームに入れるか、屋内に取り込むなど寒さ対策を行います。水やりは乾かし気味にしますが、水やりは行います。

ポリフィラの増やし方

ポリフィラは基本的に種子でのみ増やすことができます。

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