多肉植物【コチレドン】の種類・特徴を紹介。

図鑑

コチレドンとは?

コチレドン(Cotyledon)

ベンケイソウ科

原産地:南アフリカ

生育型:春秋型

育てやすさ:やや難しい

コチレドンの特徴

南アフリカを中心に約20種類ほどが自生しています。ぷっくりとした葉を持つ種類が多く、その葉にも個性的な特徴を持つものがほとんどです。

コチレドンは春秋型に分類され、基本的には日当たりと風通しの良い場所を好みます。夏の高温多湿が苦手なため、夏は直射日光を避け、乾かし気味に管理します。冬は休眠期に入りますが断水ではなく、葉の様子を観察し、1ヶ月に1回程度与えます。

繁殖方法としては、葉挿しは難しいため、挿し芽にて増やすようにします。

コチレドンの種類

熊童子(Cotyledon ladismithiensis):名前の通り熊の手のような葉をしており、その葉の先端が赤くなるのが特徴です。夏の高温多湿が苦手なため、風通しの良く管理します。

熊童子錦(Cotyledon ladismithiensis f.variegata):上記に紹介した熊童子の斑入り品種です。こちらも夏の高温多湿が苦手なため、風通しの良く管理します。

子猫の爪(Cotyledon ladismithiensis Konekonotsume):上記に紹介した熊童子に似ていますが、熊童子よりも小型の種類で、先端の突起が少ないのが特徴です。真夏と冬は乾燥気味に管理します。

ペンデンス(Cotyledon pendens):丸い葉が特徴のコチレドンです。這うように伸びて赤い花を咲かせます。

コチレドンの育て方

コチレドンは春秋型に分類され、基本的には日当たりと風通しの良い場所を好みます。夏の高温多湿が苦手なため、夏は直射日光を避け、乾かし気味に管理します。冬は休眠期に入りますが断水ではなく、葉の様子を観察し、1ヶ月に1回程度与えます。

春の世話方法

春は生育期です。日当たりと風通しの良い屋外に置き、水やりは用土が乾いたら鉢底から水が出てくるくらいたっぷり水をあげます。肥料は薄めの液体肥料を1回程度与えますが、元肥を与えている場合は特に必要ありません。植え替えにも最適な季節で、株分け・挿し芽などで増やすことができます。

春から秋にかけては開花期となるので、花を楽しむことも可能です。

夏の世話方法

夏は半休眠期に入ります。ですので、水やりは控えめに行い、風通しの良い屋外に置きます。しかし、夏場の直射日光は強すぎるので、を少し遮光するよう遮光ネットを設置してあげましょう。

秋の世話方法

秋は春と同じように生育期となります。考え方としては春と同じで問題ありません。

冬の世話方法

冬は休眠期へと入ります。種によって寒さに弱いものもあるので、日当たりのよい簡易フレームに入れてあげるようにします。

水やりは月に1回程度軽くあげれば十分冬越しは可能です。乾かし気味に育てるようにしましょう。

コチレドンのポイント

コチレドンは春秋型に分類され、基本的には日当たりと風通しの良い場所を好みます。夏の高温多湿が苦手なため、夏は直射日光を避け、乾かし気味に管理します。冬は休眠期に入りますが断水ではなく、葉の様子を観察し、1ヶ月に1回程度与えます。

葉に細かい毛があるものや、白い粉がついている種類に関しては、葉に水がかからないように注意しながら水やりを行います。この細かい毛や白い粉は葉を保護するために重要な機能を持っているので、落としてしまわないよう管理します。

繁殖方法としては、葉挿しは難しいため、挿し芽にて増やすようにします。

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