多肉植物【ギバエウム・銀光玉】の特徴を紹介。

カクタス+カチタス

こんにちはーカクタスぽよです!今回はぷっくり可愛い銀光玉の紹介をします。

銀光玉とは?

ギバエウム 銀光玉【 Gibbaeum heathii

ハマミズナ亜科 ギバエウム属

原産地: 南アフリカ 西ケープ州

ギバエウムの基本説明

ギバエウムはハマミズナ科に属し、ハマミズナ科は多肉植物の中では最大の種類を有しています。

名称の『Gibbaeum』は、ラテン語で『gibbus』=『こぶ』から由来し、葉の形から名づけられた名前であることがわかります。

銀光玉の基本説明

銀光玉は、南アフリカの西ケープ州にのみ自生する固有種です。西ケープ州の中でも、冬に降雨する地域に限定され、降雨量が最も少ない地域で繁栄します。

多肉植物の中では丈夫な種類であり、コンパクトな大きさで、塊を形成して育ちます。 高さ60mm、直径約30mmまで成長でき、根は下に伸びる長い根を持っています。

花は白、ピンクから紫までさまざまで、冬の終わりから春の初めにかけて開花します。 休眠時期になると、古い枯れ葉が茎を覆 い、新しい若い葉を囲みます。成長の遅い多肉植物ですが、何年も生きることができます。

銀光玉は害虫の被害を受けにくいですが、コナカイガラムシ・アブラムシなどがつく可能性があります。これらの害虫にはオルトランなど、一般的な殺虫剤を使用することができます。

銀光玉の育て方

銀光玉は日本で冬型に分類されています。夏には休眠し、冬前後の比較的涼しい季節に成長します。比較的丈夫な多肉植物ですので、あまり手をかけすぎない方が、かえって元気に成長します。

春の育て方

春は生育期になります。 日当たりと風通しの良い雨除けのある屋外に置き、用土が乾いたらたっぷり水を与えます。薄めの液体肥料も月に1、2回程度与えるのもいいです。

植え替えや株分け、葉挿し、挿し木など行うにも適した季節です。

夏の育て方

夏にかけては休眠期に入ります。風通しの良い雨除けのある屋外に置き、茶色の皮をかぶった状態になった時には断水します。基本的に手をかけず放置しておきましょう。日差しが強い場合、日よけのネットを設置してあげる必要があります。

秋の育て方

秋は休眠から明け、1年で1番の成長期に入ります。次第に茶色の皮から新しい葉が出てきて、順番に開花していきます。春と同じような管理を行い、元気よく生育させましょう。

植え替えや株分け、葉挿し、挿し木など行うに最も適した季節です。

冬の育て方

分類は冬型にされますが、気温の低下と共に生育は緩慢になっていきます。水やりの頻度を減らし、用土が乾いてから3、4日後に与えるようにします。

銀光玉の増やし方

銀光玉は、種子や挿し木で比較的簡単に増やすことができます。自生地では、ミツバチなどによって受粉され、増えていきます。

種蒔き方法

12月から2月に種を収穫し、3月・4月または10月・11月の生育期に種を蒔きます。

浅い苗用のトレイを熱湯で殺菌するなど清潔な状況にし、60%の粗い川砂と40%のふるいにかけた堆肥の混合物で満たします。その上に種を均等に蒔きます。

水やりは霧吹きなどを使用し、水切れを起こさないよう過湿ぎみに管理します。

苗は1〜2週間以内に発芽します。

刺し木方法

挿し木による繁殖も簡単です。

3月・4月の生育期に鉢から取り出し、茎の成長点のすぐ下で切り分け、挿し木をします。ハサミやカッターを使用し、裂けたり、傷がつかないように慎重に行います。傷がついてしまった場合は、雑菌対策のため、数日乾かします。

挿し木をする時に、ルートンなどの発根促進剤を切り分けた部分に塗っておくのも効果があります。

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