多肉植物【アドロミスクス・ウンブラティコラ】の特徴を紹介。

カクタス+カチタス

こんにちはーカクタスぽよです!今回はアドロミスクス・ウンブラティコラの紹介をします。

ウンブラティコラとは?

アドロミスクス ウンブラティコラ【Adromischus umbraticola

ベンケイソウ亜科 アドロミスクス属

原産地: 南アフリカ

アドロミスクス属の基本説明

アドロミスクスは、多肉植物の中で3番目に大きな科であるベンケイソウ科の多肉植物です。鉢物や園芸植物として人気があり、多くの品種や形態が入手可能である初心者向けの多肉植物です。約40種があり、いずれも南アフリカとナミビア原産の小型で塊状の太い茎を持ちます。

名前は「太い茎」を意味し、古代ギリシャ語で「太い」を意味するadrosと「茎」を意味するmischusに由来しています。

アドロミスクス属は29種が確認されており、南アフリカとナミビアに生息するアフリカ南部の固有種です。

ウンブラティコラの基本説明

アドロミスクス・ウンブラティコラは南アフリカの固有種で、ハウテン州とノースウェスト州に自生しています。草原の南向きの岩場の岩の隙間に生え、日当たりから半日陰の砂質ローム土壌で育ちます。-7℃まで耐えることができます。

種名はラテン語で「日陰の恋人」を意味します。

成長が早く、房状の矮性多肉植物の低木で、魅力的な丸い葉と、夏の終わりに短い穂状のピンクの花を咲かせます。高さは30cmほどに成長し、室内の鉢植えとして育てやすいです。岩の多い尾根に生えており、自生地の都市部が成長するにつれて希少になりました。そのため、準絶滅危惧(NT)として評価されています。

葉は長楕円形から卵形で、若いうちはわずかにしわがあり、古くなると滑らかです。淡緑色で、頂点に向かって紫色を帯び、紫がかった斑点に覆われます。長さ120mmの繊維状の根を持ち、分岐が少ない多肉植物です。

夏の終わりに灰白色を帯びた小さな紫がかったピンクの花を咲かせ、 花は主に小さな昆虫によって受粉されます。

ウンブラティコラの育て方

室内でも飼育できますが、窓からの光がたくさん必要で、ほとんど手入れをしなくても育ちます。

水のやりすぎには注意してください。屋外で栽培すると、水のやりすぎや雨によってアブラムシに襲われることがよくあります。アブアムシは通常、花序を狙うため、これに注意を払い、植物に石鹸水を吹きかけて防除する必要があります。

春の育て方

春から休眠期が明け、生育期に入ります。日当たりと風通しの良い雨除けのある屋外に置くようにしましょう。

水やりは、用土が乾いたらたっぷり与えますが、水のやりすぎには注意します。

梅雨時期など雨が多いときは控えめにします。

植えかえや、葉挿しなど、積極的に行いましょう。

夏の育て方

夏は休眠期に入るので徐々に水やりを減らし、真夏には断水します。真夏の直射日光には当てないようにし、風通しのよい半日陰に置くか、遮光するようにします。

秋の育て方

秋は春と同じように生育期に入ります。考え方としては春と同じと考えて問題ありません。

開花期に入り、1年で1番の成長期です。

冬の育て方

冬に向けて休眠期へ入るので、水やりを減らしていきます。乾燥した状態であれば、冬でも霜の降りない涼しい環境に耐えることができます。耐寒性は中程度です。

ウンブラティコラの増やし方

ウンブラティコラは、葉挿しによる増殖が最も容易な種のひとつです。

葉挿し方法

夏の生育期に、消毒した清潔なナイフで、健康な株から葉を切り取ります。挿し穂は、砂土や砂混じりのローム土など、水はけのよい土を入れたトレイに、葉の切り口が土の中に入るように挿します。

トレイを屋内に置き、明るい光が当たる場所ですが、直射日光が当たらない場所に置き、夏には 2 週間ごとに水を与えます。 1~2週間ほどで根が出て鉢植えにできるようになります。室内でも屋外でも小さなコンテナで簡単に栽培できます。

日当たりか半日陰で、水はけのよい土壌が必要で、ロックガーデンに最適です。

コメント