こんにちはーカクタスぽよです!今回は特有の形が日本で人気の玉扇の紹介をします。
玉扇とは?
玉扇の基本説明
玉扇は、南アフリカの西ケープ州のみに自生するハオルチア属の植物です。しかし自生地では、多肉植物の収集家や環境破壊、ダチョウによって絶滅の危機にさらされています。
玉扇の1番の特徴としては、魅力的な葉の形状で、葉は互いに向かい合い、突然切り取れれたかのような形をしています。地面に平らに成長し、肉質の葉が土の表面から突き出ています。日本では観賞のため、葉をあまり土に埋めずに管理することが一般的になっています。
玉扇は肉質の根系をしており、雨が降った時に効率よく水分を吸収するため、浅い根をしています。
花は春と秋に、15㎝ほどの細長い茎に生え、 小さいアロエのような形をしています。
玉扇の育て方
玉扇で春秋型に分類されています。春と秋は元気に成長し、夏と冬には半休眠します。年間を通して風通しのよい屋外で、半分程度の遮光をして育てます。生育期には土が乾いたタイミングでたっぷりと水やりを行い、夏と冬は乾燥気味に水やりします。
春の育て方
春は生育期で開花期になります。 日当たりと風通しの良い雨除けのある屋外に置き、用土が乾いたらたっぷり水を与えます。植え替えや株分け、葉刺し、種まきに適した季節です。薄めの液体肥料を月に1回程度与えるのもいいです。
夏の育て方
夏にかけては半休眠期に入ります。風通しの良い雨除けのある屋外に置き、乾かしぎみに管理します。水やりは用土が乾いてから4日後くらいに、控えめに与え、タイミングとしては、朝か夕方の涼しい時間帯に行います。
秋の育て方
秋は春と同じく生育期に入ります。考え方は春と同じで問題ありません。
冬の育て方
冬は再び半休眠期に入ります。夏と同じく風通しの良い雨除けのある屋外に置き、乾かしぎみに管理します。水やりは用土が乾いてから4日後くらいです。
寒さにはある程度強いですが、霜にあてないように簡易フレームなどに入れ管理しましょう。
玉扇の増やし方
自生地では、ミツバチやタイヨウチョウ(太陽鳥)などによって受粉され種ができます。日本で受粉させる場合は、花の花弁部分を取り除き、雄しべと雌しべを露出させ、受粉させます。
種蒔き方法
玉扇の種子は非常に簡単に発芽します。1番適した季節は初秋くらいに蒔くといいかもしれません。
軽石、砂利、パーライト、きめの細かい腐植土などを混合した土に、粗い砂の薄い層を作ります。そこに種を蒔き、 日当たりの良い場所に置いて、一日おきに細かいミストスプレー水を与えます。 種が土の深い所へ入ってしまうと、窒息し発芽しない可能性があります。
種子が新鮮で、条件が十分に整えると、種はすぐに発芽します。発芽した苗は急速に成長し、約9ヶ月で植え替えすることが可能になります。
葉刺し方法
玉扇は葉挿しで増やすことも可能です。方法としては、大きく成長した玉扇から、元気で健康な葉を引き裂いて取り外します。葉を取り除くときは、植物の本体を傷つけないように注意してください。
しっかりと根が形成されるまでに数ヶ月かかるので、少し大変な増やし方ですね。
パーライトと粗い川砂を半分ずつの混合物で十分です。通常は約70%程度で成功します。
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