こんにちはーカクタスぽよです!今回は個性的な模様が特徴であるアドロミスクス・マクラツス(御所錦)の紹介をします。
マクラツス(御所錦)とは?
アドロミスクス属の基本説明
アドロミスクスは、多肉植物の中で3番目に大きな科であるベンケイソウ科の多肉植物です。鉢物や園芸植物として人気があり、多くの品種や形態が入手可能である初心者向けの多肉植物です。
名前は「太い茎」を意味し、古代ギリシャ語で「太い」を意味するadrosと「茎」を意味するmischusに由来しています。
アドロミスクス属は29種が確認されており、南アフリカとナミビアに生息するアフリカ南部の固有種です。
マクラツス(御所錦)の基本説明
マクラツスの原産地は、南アフリカの西ケープ州と東ケープ州で、山脈の砂岩斜面に生育しています。
種名のmaculatusは「斑点」を意味し、葉にある印にちなんでいます。葉は平らで厚く、チョコレート色の斑点があり、霜降り状に見えるます。
マクラツスは、繊維状の根を持ち、成長しても350mm程までの低成長の多年草で、小さく群生します。
茎は短く、成長に伴いやや木質化し、下垂から倒伏します。葉は通常はくさび形で、大きさは幅35mm、長さ70mmまで、縁は基部まで続きます。花序は直立した灰緑色で、高さは200~350mm、1~2輪の穂状花序です。花は筒状で、淡い黄緑色の花を秋ごろに咲かせます。
マクラツスは、南アフリカの先住民が薬用植物として利用していることは知られていませんが、食べると人や動物に毒性がある可能性があります。
マクラツス(御所錦)の育て方
マクラタスは初心者におすすめの多肉植物で、明るい光があれば室内でもよく育ちますが、室内で花を咲かせることはほとんどありません。屋外に植えると、秋には小さな房をつくり、白い筒状の花を咲かせます。
日向、半日陰、明るい日陰でも育てることができます。しかし、マクラツスは葉を落としやすい種の一つで、大きな個体を育てるのは難しいです。
過湿に弱く、カビの発生を防ぐために葉に水をかけるのは避けるべきです。そのため、鉢に下から水を吸い上げさせ、次の水やりまで土を完全に乾かす水やり方法が最適です。春から秋にかけて水やりをするのがおすすめです。
春の育て方
春から休眠期が明け、生育期に入ります。日当たりと風通しの良い雨除けのある屋外に置くようにしましょう。
水やりは、用土が乾いたら鉢の下から水を吸い上げさせ、次の水やりまで土を完全に乾かす水やり方法が最適です。
梅雨時期など雨が多いときは控えめにします。肥料は元肥があれば与える必要はありません。
植えかえや、株分け、挿し芽、葉刺しなど、様々な方法で増やすことができます。
夏の育て方
夏は休眠期に入るので徐々に水やりを減らし、真夏には断水します。真夏の直射日光には当てないようにし、風通しのよい半日陰に置くか、遮光するようにします。
秋の育て方
秋は春と同じように生育期に入ります。考え方としては春と同じと考えて問題ありません。
開花期に入り、1年で1番の成長期ですので、増やしたい方は、積極的に葉挿しなどに挑戦しましょう。
冬の育て方
冬に向けて休眠期へ入るので、水やりを減らしていきます。
マクラツスは、乾燥した状態であれば、冬でも霜の降りない涼しい環境に耐えることができます。
マクラツス(御所錦)の増やし方
マクラタスの増やし方は、簡単でシンプルです。まず、丈夫で健康な葉を選びます。そして、鋭いナイフで、母株の茎から取り除きます。
葉が母株から外れたら、数日置いて切り口を乾燥させてから、切り口を水はけのよい土に挿してください。
土は十分に湿らせ、株が発根して葉のロゼットが出始めるまで、土を乾かさないようにし、植物がゆっくり育つのを待ちます。
現地での姿
現地ではミツバチ科の蜂によって受粉され、さらに植物の保護者である多くのアリが花に訪れています。
マクラツスは、受粉媒介者と保護者の両方を引きつけるために、2種類の蜜源を生み出しているのです。花の蜜は受粉媒介者であるハチを引きつけ、花の外側にも蜜を出し、アリを引きつけ、ハチとアリは蜜をもらう代わりに、他の破壊的で不要な昆虫の訪問から植物を守るのです。
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