多肉植物【アロエ・レイツィー(ライツィー)】の特徴を紹介。

カクタス+カチタス

こんにちはーカクタスぽよです!今回はアロエ・レイツィー(ライツィー)の紹介をします。

レイツィーとは?

アロエ レイツィー【 Aloe reitzii

ツルボラン亜科 アロエ属

原産地: 南アフリカ

アロエの基本説明

アロエという名前はギリシャ語の『alsos』に由来し、この植物の葉から出る苦い汁を指しています。そして、アラビア語の『alloeh』やヘブライ語の『allal』(いずれも苦いという意味)の語源になっていると思われます。

ラテン語の『arborescens』は樹木を形成する、樹木に似ているという意味です。しかし、アロエは実際には樹木状ではないので、少し誤解がありますが、もともとは茎を形成する習性を指してこの名前が付けられたと言われています。

アロエは多肉植物の中でも最もよく知られており、この属には 600 以上の種が存在します。そのうち約 1,155 の分類群 (亜種および変種を含む) と約 140 種がアフリカ南部に生息しています。

レイツィーの基本説明

種名のreitziiは、この植物を発見した、植物学者のF.W. ライツ氏(F.W. Reitz)にちなんで命名されました。

乾燥した花崗岩の岩だらけの草原地帯に限定されており、切り立った崖の上で見られます。部分的な大きな集団として、分散して発生します。

生息地の年間降水量は約860ミリで、主に夏に降ります。冬はほとんど雨が降らず、霜がよく降ります。気候は温暖で、年間平均気温は17.6℃です。過酷な条件下でも生育することでき、乾燥した冬、火災、夏の干ばつに耐えます。

高さ約 500 mm に達する多肉植物で、通常は茎がありませんが、まれに茎があります。

葉は密生し、円形に配置され、長くて基部が広く、最大幅 120 mm です。葉の表面は滑らかですが、下葉の表面の先端近くにトゲの列が現れることもあります。葉の縁には鋭い赤褐色の歯があり、長さは 3 mm です。

幼体では単純な花序ですが、成熟した植物では4つまで分岐することがあります。花はきれいにまとまって下を向き、湾曲した細長い管状で、長さは最大 50 mm、暗赤色ですが、徐々に黄色に変わります。冬の終わりから春に開花します。

成熟した果実は非常に小さく、長さ 15 mm、直径 10 mm です。果実が乾燥すると裂けて、茶色から黒色の成熟した種子が放出されます。

この種は希少で非常に絶滅の危機に瀕しており、南アフリカの植物のレッドリストでは絶滅危惧種(CR)としてリストされています。薬用にするための収穫やヒヒによる食害のため、その個体数は減少しています。さらに、ウチワサボテンの苗木が崖に定着し、侵略的で潜在的な脅威になりつつあります。

レイツィーの育て方

春の育て方

春は生育期になります。 日当たりと風通しの良い屋外に置き、用土が乾いたらたっぷり水を与えます。

肥料に関しては、元肥があれば必要ありません。与えていない場合は、薄めた液肥を月に1回程度与えるのもいいです。

種蒔きや、植え替えなど手直しをするには、最も適した季節となります。

夏の育て方

蒸れないように風通しを1番に考え、日当たりのよい、雨の当たらない場所で管理します。

秋の育て方

秋は春と同じく生育期です。考え方は春と同じで問題ありません。

冬の育て方

冬は生育緩慢になりますが開花期に入り、花を密に咲かせます。

比較的寒さには強いです。断水する必要はなく、温かい日を選び、月に1~2回程度水やりを行います。

レイツィーの増やし方

水はけのよい培地に種をまき、軽く覆土します。栽培中に菌類や害虫の影響を非常に受けやすので、防除には殺虫剤や殺菌剤を使用します。 2〜5週間後に苗が出てきて、約6カ月後に個別の容器に移植することができます。

土壌の水はけがよく、十分に日当たりがよいことが重要です。水やりをほとんど必要としません。 種子で育てた植物は、播種から開花までに 5 ~ 7 年かかります。

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