多肉植物【エケベリア】の種類・特徴を紹介。

図鑑


エケベリアとは?

エケベリア(Echeveria)

ベンケイソウ科

原産地:中米

生育型:春秋型

育てやすさ:易しい

エケベリアの特徴

バラの花を想像させるような美しいロゼット型の葉をしているので、大変人気があります。原種だけで100種類以上ありますが、人気のため数多くの交配種や園芸品種が作出され、流通しています。

春には花を咲かせ、秋には紅葉するなど日本人好みの四季折々の姿をみせてくれるのが人気がある理由の一つでもあります。繁殖力も旺盛で、寒さに強い品種も多いので、初心者向けの多肉植物ともいえるでしょう。

エケベリアの種類

花うらら(Echeveria pulidonis):エケベリアの中で最も多く交配種と使われている、エケベリアの中で有名な種です。葉の先端が赤く染まり、花は黄色の花を咲かせます。

チワワエンシス(Echeveria chihuahuaensis ):葉の先端がピンクに染まる中型のエケベリアです。オレンジ色の花を咲かせます。

七福神(Echeveria rasemosa):ピンク色の花を咲かせる大型種。どんどん成長し、子株も増えやすいです。

エケベリアの育て方

エケベリアは春と秋に元気よく成長する丈夫で育てやすい初心者向けの多肉植物です。春に咲く花や、秋に紅葉する様子など1年を通して楽しめます。夏と冬の管理を適切にしてあげると、より一層引き締まったきれいな株に育ちます。

春の世話方法

春が1番の生育期で開花期となります。日当たりと風通しの良い雨除けのある屋外に置くようにしましょう。

水やりは、用土が乾いたら鉢底から水が出てくるくらいたっぷり水をあげます。梅雨時期など雨が多いときは控えめでも大丈夫です。肥料は薄めの液体肥料を1月に1回程度あげるようにします。

植え替えにも最適な季節で、育った株は一回り大きな鉢に植え替えてあげましょう。エケベリアは増やすのも容易で、株分け・葉挿し・挿し芽など様々な方法で増やすことができます。

夏の世話方法

夏は生育緩慢になり、半休眠期に入ります。風通しの良い屋外に置きますが、夏場の直射日光は強すぎるので、を少し遮光するよう遮光ネットを設置してあげましょう。種によっては暑さに弱いものもあるので、確認が必要です。

水やりは用土が乾いてから、2、3日後にあげる程度と、少し控えめにします。

秋の世話方法

秋は春と同じように生育期。考え方としては春と同じと考えて問題ありません。

冬の世話方法

冬は休眠期へと入ります。種によって寒さに弱いものもあるので、日当たりのよい簡易フレームに入れてあげるようにします。霜にあてると枯れる可能性が高いので注意してください。

水やりは月に1回程度しっかりあげれば十分冬越しは可能です。

エケベリアのポイント

エケベリアは多肉植物の中で、比較的育てやすく初心者向けの多肉植物です。現在の日本では、あらゆる店で販売されていますので、少し買い物に出かければエケベリアを見かけることがあるのではないでしょうか。ただ屋内で販売管理されているような店での購入はオススメしません。日光大好きな多肉植物を屋内で育てると、成長に害があるのは明白ですので。

上記に関連しますが、日当たりが悪い場合『徒長』します。徒長というのは、多肉植物が光不足を補うために光を求め上へ上へと伸びていく。本来の成長とは違う成長をしてしまうのです。1年を通して日当たりの管理された多肉植物はしっかり引き締まった株のまま成長します。

春から冬までの育て方の基本を抑えればどんどん成長し増えていきますので、難しいことは考えず、とりあえず育てていただくことをオススメします。

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