多肉植物【サンセベリア・ペアルソニー】の特徴を紹介。

カクタス+カチタス

こんにちはーカクタスぽよです!今回は丈夫で育てやすいサンセベリア・ペアルソニーの紹介をします。

ペアルソニーとは?

サンセベリア ペアルソニー【Sansevieria pearsonii

キジカクシ亜科 サンセベリア属

原産地:アフリカ

サンセベリア属の基本説明

サンセベリア属の名前は、ナポリ近郊の庭でこの植物の生育を確認したピエトロ・サンセベリノにちなんで付けられました。

ペアルソニーの基本説明

南アフリカの、夏から雨の降る乾燥した地域に広く分布し、ナミビア、ボツワナ、エスワティニ、ジンバブエ、モザンビークとアフリカの多くの熱帯地域でも見ることができます。

コロニーを形成する種で、半日陰の樹下、乾燥した低木、開けたサバンナ、森林、川岸、しばしばシロアリ塚、岩場や砂地、乾いた砂地や岩場などに生息しています。

多年生の多肉植物で、円筒形の葉が直立し、その先端が硬く尖っているのが特徴です。育てやすく、手入れが簡単で、水にも強い。印象的なフォルムの植物で、明るい日陰のロッカリーや鉢植えがよく似合います。

高さ1mほどにまで成長し、根は根粒状に這っています。葉は扇形で、直立し、円筒形、硬く、リブがあり、基部付近で重なり、先端に棘があります。背の高い花穂に、ピンクがかった褐色の香りのある花をつけ、夜間に開きます。

現地での開花は冬から春にかけて(7~9月)で、散発的で不定期です。

花は、夜間飛行する蛾によって受粉される可能性があります。丸みを帯びたオレンジ色の実をつけ、鳥は果実を食べ、種子を散布します。

この植物は硬くて丈夫なので、あまり動物に食されることはありませんが、もし食されても地下の根茎から再出生することができます。

ペアルソニーの活用方法

ペアルソニーの葉は、織物に使用できる強い繊維を取り出すことができます。

この繊維は、棒の先で肉厚の植物組織を削り取ることで抽出され、白っぽい毛のような繊維が残り、これを編んで非常に丈夫な紐にすることができます。

ペアルソニーの育て方

半日陰または明るい日陰の水はけのよい土壌に植えます。ローメンテナンスな植物で、鉢植えとしても最適です。

乾燥に非常に強く、最小限の水やりで生育が可能で、成長期は週に1回、冬の休眠期は月に1回、もしくは全く水を与えなくても大丈夫です。

生育期に1回、バランスよく肥料を与えると、より効果的です。

春の育て方

春は成長期で開花期に入るので、積極的に育てる環境を整えましょう。

休眠期の断水状態から、春先に葉が出る兆しがあったら徐々に水やりを開始します。最終的には、用土が乾いたら鉢底から水が出てくるくらいたっぷり水をあげます。

寒さが落ち着いたら、日当たりと風通しの良い雨除けのある屋外に置き、薄めの液体肥料を1ヶ月に1回程度与えます。

植え替えや剪定にも適した季節です。

夏の育て方

夏も引き続き成長期です。春と同じように育てます。

真夏の強い日差しには弱いので、半日陰に置くか、遮光ネットで少し遮光します。

秋の育て方

秋も引き続き生育期ですが、冬に向けて休眠期に入ります。

徐々に水やりの回数を減らし、休眠期の断水に向けて準備をします。

冬の育て方

冬は休眠期に入ります。

休眠期の間は土を乾燥を保つ必要があります。霜がおりるような環境に置かないよう、注意が必要です。可能なら室内の窓辺に入れ、管理しましょう。

ペアルソニーの増やし方

ペアルソニーは、挿し木や株分けでいつでも増やすことができ、春や夏に種を蒔くことにより増やすこともできます。

挿し木方法

挿し木は10cm以上の長さで、湿った砂に挿します。ゆっくりですが、切り口から根茎が出ます。

種蒔き方法

種は短命なので、種が熟したらすぐに植えましょう。果肉をきれいに取り除き、水はけのよい(砂質)土に、土の表面のすぐ下に種を押し込むように蒔き、温度と湿度を保ちます。

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